★訪問日:2015年10月25日


★滞在国:ドイツ


★当日の足取り:ホテル(ゲルマニア)→ローテンブルク→ミュンヘン中央駅→寝台列車→ベネチア サンタルチア駅

・予定では20時に寝台列車に乗って朝の8時30分くらいにベネチアに到着。

・予定ではお部屋の中にシャワーもついてる、ハイクラスな寝台列車に乗れるはずだった。



楽しかったローテンブルクから無事ミュンヘンに戻ってきたので、ホテルに預けていたスーツケースを回収してベネチアに向けての寝台列車に乗るために再度ミュンヘン中央駅へ。

ドイツの滞在期間中、何度この駅にお世話になったことか、、、

名残惜しかったので駅に入ってる売店をぷらぷら。


ヌテラのやんやんつけぼーみたいなバージョン「ヌテラ&Go!」ってお菓子を見つけたので購入。

普通のヌテラも日本に帰ってから食べる用として購入。


あとは寝台列車の中で食べる夜ご飯として、プレッツェルとかサンドイッチとかも購入。


さあ!待ちに待った寝台列車へ!


と、お、も、い、き、や、


自分たちが乗る予定の寝台列車の情報が電光掲示板に全く表示されない。

待ってれば出てくるかなーと思って待ってても、一向に出てこない。


、、、あれ??なんかおかしいぞ??


これはやばいんじゃないか??と思って駅員さんにカタコトの英語で聞いてみると、寝台列車がストライキで運休になったとのこと。


、、、え??

、、、うんきゅう??


運休ってことは、乗る電車がなくなったってこと??

乗る電車がなくなったってことは、ベネチアに行けなくなったってこと??


、、、、、え??

、、、、、え??

えええええー!!!!!


それは非常に非常に困るから、どうにかしてベネチアに行けないかといろんな人に拙い英語で聞いて回る。

それはもう必死で。

必死でいろんな人に聞いて回った。


英語話せない=聞き取れないから、相手の人が話してる言葉もすごい一生懸命聞いてキーワードを拾い集めて。


いろんな人に聞いて回った結果、運休になった電車の代わりの便があるから、それに乗って一旦ザルツブルクに行って、その駅の案内所に行って次の電車の指示を仰げとのこと。多分。


本当にこの電車に乗って大丈夫なのかなあ??という不安な気持ちと、とりあえずベネチアに向けて一歩前進できたという安堵の気持ちと。

複雑な思いを抱えたまま見知らぬ電車に乗り、とりあえず手に持っていたさっき売店で購入した夜ご飯をぱくり。


電車の行き先もいまいちわかってないし何分後くらいに降りるのかもわかってないし、とにかくわからないことだらけのまま電車に乗ってた。

ザルツブルクにさえ着ければきっとすぐ代わりの寝台列車に乗れるものだと信じて。


ザルツブルクらしき駅に到着。

ミュンヘンで駅員さんに言われた通りに、まずは駅の案内所へ向かったんだけど、


向かったんだけど!!!!


、、、、、


閉まってるじゃないかーい!!!!


どうやら案内所は21時までだったらしく、到着したのは21時15分くらい。

案内所ってそんな早く閉まるの?!

早すぎない??

せめて閉まってても閉める作業してる人とか誰かいたりしないの??


必死に駅員さんを探すけれども見つからず。

他のホームにいる駅員さんに聞いてみよう!と長い階段を重たいスーツケースを持ち上げながらいろんなホームをひたすら往復。


普段だとあんな重たいスーツケース持って階段上り下りなんてできないのに、この時は火事場の馬鹿力で持ち上げながら階段を走ってた。

ここで手がかりを逃したらやばいって必死だったんだろうなー。


そうしたら、同じようにベネチアに行こうとして路頭に迷ってるっぽい外人さんたちを発見。

同じ境遇かな??と思って聞いてみると、やっぱりみんなベネチアに行きたかった人たちみたいで。


選択肢としては、

①ホテルに泊まって次の日向かう

②他の電車を乗り継いでなんとか向かう

③夜中の3時くらいにベネチア行きのバスがあるみたいだからそれで向かう


の3択みたいで、一緒にいた人たちはみんなホテルを探すって言ってた。

私たちはホテルを探すのもどう探せばいいかわかんないし、他の電車の乗り継ぎ方もわかんないし、必然的に③の選択肢に。


あと、現実的なのはホテルに泊まって次の日の朝から移動する、なんだけど。

この新婚旅行で何よりも一番楽しみにしてたのがベネチアだったから、ここでお泊まりしてしまうとベネチアにほとんど滞在できなくなっちゃうーっていう思いがあって。

どうにかして明日の午前中にはベネチアに着きたい!という思いで、気合いで3時までバスを待つことに。


じゃあまずはバス乗り場へ行ってみよう!と思ったんだけど、目的のバスがくるバス乗り場がどこかわからない。


こういう時こそネットで調べればいいじゃん!って思ったんだけど、今いるザルツブルクはオーストリアで、オーストリアには滞在する予定がなかったからWi-Fiルーターが使えないという悲劇。


さらにさらに、困った時には旅行会社のサポートセンターに電話すればいいって電話番号をもらってたーって思ったんだけど、これもドイツとイタリアの番号しか記載されてないから役に立たず。


、、、これは詰んだ??


もう絶望しか感じられなくて、どうしようかと思ってたら、私の携帯にドコモから海外サポートのSNSが届いて。

藁にもすがる気持ちでドコモのサポートセンターに電話すると、日本語でどうしましたか??と声がする!


おおおおおおおおおーやっと、やっと今の私たちの現状をまともに話せる人と繋がったー!


サポートセンターの人に今の現状を説明したら、向こうでもベネチア行きの方法がないか調べてくれて、やっぱり3時発のバスがあるとのこと。

ただ、この時間が日本でも真夜中で旅行会社には連絡がつかないからこれ以上は何もできなくてごめんなさい、と。


いやいやいや!話を聞いてくれて、3時のバスっていうあやふやな情報が確かなものだって教えてくれただけでも神ですから!


本当ドコモ様ありがとうございます!!


3時まで待機しないといけないことが確定したので、とりあえず駅の案内所の近くに移動してダーリンと身を寄せ合って待機。


案内所よりもっと奥の方にベンチとかがありそうな待合スペース??チケットセンター??みたいな空間があったんだけど、そこには大量の難民っぽい人達とその人達を制する警察の方々。


これは警察の方がいるからといってもなかなか怖い。

暴動とか起きたらどうしよう、、と身の危険をひしひしと感じた。


難民っぽい人達からは見えない位置に移動して待機してたんだけど、そこで困ったのは寒さ。

ドイツの10月下旬の夜はなかなか寒い。

屋内とはいえ暖房とかはついてないし、難民っぽい人達から離れた結果外からの風がびゅーびゅー吹き込んでくる場所にいたから、とにかく寒い。


そんな時にダーリンがスーツケースをごそごそしだして、何を取り出すんだろう??って思ったら、飛行場の荷物検査の時に一悶着あったあのホッカイロ!

荷物検査で引っかかった時は、そんなもの新婚旅行に持ってこなくてよかったのにーって思ってたけど、この時は本当に神の道具に見えた(笑)


ホッカイロを袋から出して、体のいろんなところに当てる。

それだけですごい体が暖かくなって、体の震えが治まった。

ホッカイロ、、、本当にありがとう!!!!


2人で身を寄せて温め合いながら、この危機的状況で泣いたり喧嘩したりしたら状況はさらに悪化する!と2人とも無意識に思ったのか、とにかくどうにかなるよね!とポジティブに励まし合って。

今思うと、ここで喧嘩とかしてたら成田離婚的なこと全然ありえただろうなーと。まじで。


悪い方に考えるとどんどん気持ちも暗くなるしどうすればいいかわかんなくなるから、とにかく気持ちだけでもポジティブに行こうと頑張ってた。

ダーリンも怒ったり不満を言ったりせずに、どうすれば無事ベネチアに行けるかとか、ベネチアに行ったらどんなことしようねーとか、明るい話題を振ってくれてたから本当助かった。


こういう時にその人の本性って出るよね。うん。

本当この人と結婚してよかったーとすごくすごく思った。


身近に危険を感じながらもじっと過ごすこと3時間、夜中の1時前くらいに駅員さん??っぽい人が歩いてるのを発見。

この人にベネチア行きのバスのことを聞かねば!!と急いでその人の元へ行って話しかけることに。


ベネチアに行きたいからバスを待ってるんだけどバス乗り場がわかんない、と拙い英語で伝えたら、


駅を出てまっすぐ行って2つ目の曲がり角を右に曲がって!


というようなことを言われ。

駅の外の道??全然バス停なんてある気配ないけどいいのかな??

と不安に思いながらもとりあえず言われた通りに行ってみることに。


2つ目の曲がり角を曲がってみると、、、


暗い路地に大型バス!

しかもなんか観光客っぽい人たちが乗り込んでる!


バスに行き先が書いてないあたりすごい怪しかったんだけど、運転手っぽい人がベニスベニスってすごい言ってたからこれに乗車することに。


特にお金を払うこともなくさらっと乗れて、10分後くらいにバスが出発。


これで無事ベネチアに行けるのかな、、とちょっと安心して、うとうとしながらバスに揺られること2時間ほど。

バスが停まったので、あれ??もうベネチア??でもそんな時間経ってないからトイレ休憩??と思ったら、キャリーバッグも降ろされ明らかに目的地に着きましたーみたいな雰囲気。


言われるがままにキャリーバッグを受け取り、言われるがままに言われた方向に向かって歩くこと数分。

真夜中だから暗くてよくわかんないけど、どこかの駅みたい。

一緒にバスに乗ってた人たちもいつの間にかいなくなっちゃったので、ここでまた途方に暮れる。


とりあえず駅員さんを探そうと思って駅のホームに行ったら、列車が停まっててちょうどそこに駅員さんが!

ベネチア行きの切符を見せながら助けを求めたら、切符の裏に何語かわからない文章をさらさらーっと書いてくれて。

で、この列車乗ってーみたいな。


え??この列車乗っていいの??

まあ確かにこの列車ベネチア行きって書いてある気がするし、乗っちゃえばいいかなあ??

不安に思いながらも乗ってみたら、すぐ列車が動き始めて。


ただ、列車は寝台列車だったみたいで中がみんな個室になってたから、乗ったはいいけど行き場がなくてどうしようってなって。


とりあえず中に誰もいなかった部屋(多分乗車しててすでに下車した人の部屋??)に入ったんだけど、本当に乗るべき人がくるんじゃないかと内心ドキドキ。

あと、駅員さんがきた時にちゃんと英語で説明できなくて無銭乗車とかで警察に捕まったりしたらどうしようとか思ったりして。


一応ちゃんと駅員さんに聞いて乗った電車だけど、こそっと乗ってる感満載で、すごいスリリングな感じだった。

だから、とにかく誰一人この部屋に近寄らないで!!ってすごい祈ってた(笑)


とりあえずベネチア行きの電車に乗れたっていう安心感で私はそのまま眠りに落ちて。

でも、私が寝てる間もダーリンは誰も入ってこないように足で扉を押さえてずっと起きててくれたみたい。

本当頼れる旦那様で、、、感謝しかないです。


そんなダーリンに起きて起きてって言われて起きて、窓の外を見てみると、まさかの一面海!!


海!海!海!


海の上を列車が走っていて、朝日がすごい眩しい。

今まで真っ暗な中を走ってたのに、いつの間にか海の上を走ってた!


一瞬夢を見てるのかと思った。

本当きれいな景色で、現実味がわかない感じ。


そしてそのままベネチア サンタルチア駅に到着。

列車から出た時に切符見せろとか言われたらどうしよう、とか不安だったけど、何事もなくするーっと降りることができた。


駅の外に出ると、、、


異世界にきたみたい。

夢に見た水の都が目の前に広がってて。


もう本気で身の危険を感じてた一夜だったから、生きてこの景色を見ることができたことに感動して。

大袈裟じゃなく、本当に。


言葉の通じない国で夜中に行き先を見失った恐怖。

周りには難民がいていつ襲われるかわからない恐怖。

自分たちの進む道が本当に大丈夫なのかわからない恐怖。


もう本当に生きた心地がしなかったけど、ダーリンがいてくれたから無事ベネチアに着くことができた。

本当この人と結婚してよかったって心の底から思ったー。


しかも、到着時間がもともと寝台列車で来る予定だった時間と同じだったからびっくり。

全然スムーズに行けなかったのにどうして到着時間が予定通りなのかすごい謎だけど、、、

結果的には時間通り着いたおかげで丸一日ベネチア観光を楽しめるからすごい嬉しい!!


いやー本当、、、本当によかった。

優雅な寝台列車の旅が、まさかこんな事になるとは夢にも思わなかった。


無事にベネチアに着けて、本当によかった!



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*新婚旅行3日目まとめ:

・はじめてのおつかいの気分を味わう

・ローテンブルクは城壁に囲まれた街

・街並みがかわいすぎる

・拷問グッズが意外と面白い

・シュネーブルは大きすぎ

・アイスワインはおいしすぎ

・寝台列車運休の現実

・予期せぬオーストリア上陸

・ホッカイロありがとう

・常に不安と隣り合わせの一夜

・ベネチア上陸、生きててよかった


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